お客様のお声
2023年11月07日

【お客様の声】今まで発達障害児といわれていたのが、運動会で去年との違いに驚きました!

最近、小学校の運動会を10月に開催するところが増えています。

そんな中で、当院へ通う子ども達の運動会の様子をうかがうと、『去年までとは全く違って見ていてとてもうれしく思った』という言葉がたくさん聞かれます。

  • 去年までは、ボーとしているだけだった。
  • 皆と同じ行動が出来ず違ったことをしていたのに、今年は皆と同じ行動が出来て、元気に動き回っていた。
  • 走る姿にぎこちなさがなくなって、走るのが速くなっていた。
  • 僕、徒競走で一番になった。

このことから、今まで脳幹で働きが滞っていたものが、中枢の右脳皮質まで発達が進んで、確実に左右の皮質の神経コネクションが増えてきたことが判ります。

脳内の神経核について

最近の研究では、毎日運動をすることで、記憶の海馬と判断する前頭前野と嬉しさの側坐核が活性化することが判っています。

これは原始時代に狩りをするために行動し、大変な思いをして獲物をしとめて食べ物を得た時の喜びを感じるという脳の仕組みが、現在も変わりなく存在しているからとのことです。

嬉しさや楽しさを感じるとさらに楽しい行動をとりたくなります。

このことで子どもの脳の成長が促されます。人間の生活様式が、原始時代とかなり変わってしまってどんどん体を動かさない生活に変化してきています。

子ども達の遊びのスタイルも変わってしまいましたが、脳の仕組みはほとんど変わっていないことが判っています。

脳の発達は大人になっても続きますが、成長スピードの速い小学生までのうちは、毎日体を動かして遊ぶことが一番の成長剤となるのです。

しかし、とかく親の心配が勝って、「危ないからそれはしてはダメ」と言いがちで、気付かないうちに子供の行動を制限しています。

子どもはダメ出しを繰り返されるとストレスになります。

ストレスも成長を妨げる要因の一つです。

やってみてどうだったということが記憶に残り、次にどうすればいいかを言う判断をするようになります。そして今度はうまくいって良かった。

このことだけでも脳の中で、先ほど述べた海馬・側坐核・前頭前野といった様々な領域と神経コネクションをして脳を成長させているということです。

「なんでも体験!」という気持ちで子どもの成長を後押ししてあげてください。きっと運動会のヒーローになれる子に育ちます。