豆知識
2023年05月09日

子どもの脳の発達を促すカイロプラクティックプログラム

脳の発達を促すプログラムとは?

カイロプラクティックには、脳の発達を促すプログラムが用意されています。

カナダやアメリカでは、カイロプラクティックドクター(D.C)のDr.Robert.Melillo(ドクター・ロバート・メリロ)が発達障害専門の施設を運営し、4か月のプログラムにより発達障害の子ども達のうち80%が、障害の範囲から除かれたという報告がなされています。

日本では、アメリカのカイロプラクティック神経学専門ドクター認定を取得された伊藤彰洋D.C、大場弘D.C、吉澤公二D.Cらにより各種神経学講座が開かれ、発達障害に関する講座も行われています。

さらに、ブレインバランスプログラムが書かれたDr.robert.melillo著「Disconneced Kids」が2019年に吉澤公二D.Cにより翻訳され「薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方」が出版されました。

しかし、カイロプラクティックの発達障害の専門施設は多くありません。

私が35年前にカイロプラクティックを始めて、臨床と子育てを通して子ども達の発達の偏りを感じていました。

1999年に症例を紹介しメカニズムの解説と対策をまとめて、「大丈夫?子どものカラダ」を出版しました。当時は、朝日新聞のAERAや夕方のニュース番組で取り上げられたものの発達障害という認識も低い時代で、継続して取り上げられることがありませんでした。

それもそのはず2002年に文科省の調査で「発達障害などの」児童が6.3%ということで定義もされていない時代でした。

その後、次第に偏りのある子供たちが増えてきたことから、2005年4月に厚生労働省が発達障害を定義づけしました。

すでにアメリカでは、CDCが1997-2008年にわたる研究で発達障害の有病率が13.87%と発表し大きな問題となっていました。Dr.Robert.Melilloは、1994年からカイロプラクティックを用いて発達障害と診断された子供たちの施術に当たっていて、データの蓄積とエビデンスの確立に至っています。

現在では、アメリカ国内に80か所以上の専門施設(ブレインバランスアチーブメントセンター)を運営しています。その施設で用いられているプログラムを一般向けにまとめたものが「Disconnected Kids」であり翻訳されたものが「薬に頼らず過程で治せる発達障害とのつき合い方」です。

これは、西洋医学や内閣府による「原因は先天的な脳機能の偏りであることがほとんどで、発達の偏りに伴う欠落は生涯にわたって治ることはない。」という見解に対して、「脳の機能が、必ずしも一生そのまま変わらないわけではない」という臨床的に立証された結果に基づいて作られているものであり、希望を持つことが出来るものであると思います。

私はカイロプラクティック神経学を学ぶ中で、発達障害とされている子ども達の脳の発達を促すことへの可能性を強く感じ、2018年にブレインバランスセンターを開設いたしました。当センターでは、カイロプラクティック神経学に基づいた神経検査を行います。

神経検査は、発達段階のどの脳の部分に機能発達に滞りがあるのかを判断する基になります。その結果により神経系に最適な刺激を行います。さらに必要に応じて、1)Dr.Holder D.Cが開発したトルクリリーステクニック、2)マイアミ大学医学部で薬物依存症や強迫性障害(発達障害)に実績があり、WHOが認めているニューロオリキュロセラピー、3)ベビーマッサージ、小児タッチセラピー分野の指導者育成で国際的に評価されているLiddleKIdz協会のキッズインコンタクトテクニックを用いています。

薬に頼らずに子供の発達を促すことに触れてみましょう。きっと希望が見つかるはずです。