知的障害
2024年07月10日

【注意欠陥障害 (ADD) を持つ子どもの症状とは?】具体的な行動や治療法をご紹介!

注意欠陥障害 (ADD) を持つ子どもの症状について詳しく知りたい

注意欠陥障害 (ADD) を持つ子どもの症状への治療法や向き合い方を理解したい

幼少期の子どもを抱えている方、あるいは 幼稚園や小学校での子どもの振る舞いが気になる方の中には、このような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

今回は、そのような疑問を抱えている保護者や子どもの周囲の方を対象に、注意欠陥障害 (ADD) を持つ子どもの具体的な症状や特徴、治療法などについてご紹介します。

また、子どもブレイン バランスセンターでは、注意欠陥障害 (ADD) などの発達障害を抱える子どもを対象に、症状を緩和させるためのサポートを行っています。

子どもの言動に不安を感じる、などといった場合のご相談も受け付けているので、お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。

注意欠陥障害 (ADD) とは?

まずはじめに、子どもが抱える注意欠陥障害 (ADD) について簡潔にご紹介します。

注意欠陥障害 (ADD) とは、その名の通り 日常生活において注意力が欠けている状態を指す言葉です。

現代では、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」という名前で診断されることが一般的となっており、関連する多動性や衝動性などの症状も含まれています。

注意欠陥障害 (ADD) は、発達障害の一種であり、他にも学習障害や自閉症などの症状も、関連する症状として存在します。

しかし、特に子どもの場合、注意欠陥障害 (ADD) などによる症状が子ども特有の個性によるものであると判断されるケースも多々あり、気付くことが難しいとも言われています。

また、注意欠陥障害 (ADD) と注意欠陥多動性障害(ADHD)の違いについては「【注意欠陥障害(ADD)とは?】ADHDとの違いから改善に向けた施策」にてご紹介しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください。

注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもは多い?

次に、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの割合についてご紹介します。

結論から述べると、現代における注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの割合は、全体の2%〜7%程度と言われており、男の子の場合はその割合が女の子の3〜5倍程度と言われています。

この数値は、過去と比較すると増加している傾向にあることが分かっています。

現代の日本において、子どもの数が減少しているのにも関わらず、注意欠陥障害 (ADD) をはじめとした発達障害を抱える子どもが増えている背景には、いくつかの要因があります。

1つは、注意欠陥障害 (ADD) などの発達障害に関連する症状の認知が拡大し、診断数や受診数が増えているということです。

今までは、軽度の症状であれば見過ごされていたような症状も、医学の発展や人々の認知が拡大したことにより、結果として発達障害と認められる子どもが増えているのです。

また、ここ数年から数十年における子どもの生活習慣の変化も、注意欠陥障害 (ADD) をはじめとした発達障害を抱える子どもが増加している要因として挙げられます。

例としては、長時間のスマホ視聴や生活習慣の変化による睡眠時間の減少などが挙げられ、これらの習慣が脳の発達に悪影響を及ぼしていると言われています。

注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの症状の種類

本項目では、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの症状の種類についてご紹介します。

前述したように、現在では注意欠陥障害 (ADD) と呼ばれる症状は、注意欠陥多動性障害(ADHD)に包含されることが一般的となっており、大きく分けて以下の症状が挙げられます。

  1. 注意不足
  2. 多動性
  3. 衝動性

それぞれの症状について、簡潔にご説明します。

 

① 注意不足

注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの症状の種類の1つ目は「注意不足」です。

注意不足は、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの中でも特に多く見られる症状と言え、集中力の維持が困難であることが原因で、気が散りやすい傾向にあります。

特に、授業などの決められた時間拘束されるような小学校に入学した段階で、その症状が顕著に現れるケースもあります。

 

② 多動性

2つ目は「多動性」です。

多動性とは、落ち着きなく、過度に活動的である症状を指します。

静かにしなければならない場面などで、長時間じっと座っていることが難しかったりと、常に体を動かしている傾向があります。

 

③ 衝動性

3つ目は「衝動性」です。

衝動性に関連する症状を抱える子どもは、考えや行動を適切に抑制することが難しい状態を指します。

行動や発言したいという欲を抑えることができず、思いつきと同時に動いたり人の話を遮ってしまいます。

注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの具体的な症状の例

本項目では、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの具体的な症状の例について、以下の6つをご紹介します。

  1. ケアレスミスが多い (注意不足)
  2. 集中力が続かず気が散ってしまう (注意不足)
  3. 落ち着かず席を立ってしまう (多動性)
  4. 静かに遊んだりすることが苦手 (多動性)
  5. 他人の会話を遮ってしまう (衝動性)
  6. 感情のコントロールが苦手 (衝動性)

 

① ケアレスミスが多い

注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの具体的な症状の例の1つ目は「ケアレスミスが多い症状」です。

注意力に欠けている状態の子どもは、日常生活や学校での様々な場面で、小さなミスを繰り返してしまいます。

特に小学校などの場面では、物や宿題を忘れてしまったり、簡単な計算ミスや文字の書き間違いなどの症状が頻発してしまいます。

 

② 集中力が続かず気が散ってしまう

2つ目は「集中力が続かず気が散ってしまう症状」です。

集中力が続かないという状態が原因で、先生の話していることを聞き続けることができない、教科書の同じページを何度も読み直してしまう、などの症状が見られます。

また、一つのことに取り組んでいる最中でも、他のことが気になったり、すぐに別のことを始めてしまうということもあるでしょう。

 

③ 落ち着かず席を立ってしまう

3つ目は「落ち着かず席を立ってしまう症状」です。

集中力が続かないという症状と関連しますが、落ち着きがなくなってしまうと、授業中に席を立ってしまったり、席に座っている際も手足を動かしてしまうことがあります。

また、家庭でも家庭でも、食事中に席を離れたり、宿題中に頻繁に立ち歩いたりすることがあるでしょう。

 

④ 静かに遊んだりすることが苦手

4つ目は「静かに遊んだりすることが苦手である症状」です。

多動性に関連する症状を抱えている場合は、落ち着いて何かに取り組んだり、静かに遊んだりすることが難しいと感じてしまう場合があります。

このような症状は、小学校に入学する前の幼少期の段階から見られることもあり、一人で静かに遊ぶおもちゃや絵本などにも長時間集中できず、すぐに別の活動に移ってしまう傾向があります。

 

⑤ 他人の会話を遮ってしまう

5つ目は「他人の会話を遮ってしまう症状」です。

他人の会話を遮ってしまうような症状は、衝動性によるもので、思いついた言動をすぐに行わなければ気が済まないと感じる心の状態が原因です。

例としては、質問に対して質問が終わる前に答えを言ってしまったり、グループでの会話で順番を待たずに発言してしまったりするなどの行動が挙げられます。

 

⑥ 感情のコントロールが苦手

6つ目は「感情のコントロールが苦手である症状」です。

こちらも衝動性によるもので、場面や状況をわきまえて感情を抑えたり、人の気持ちを考えて感情をコントロールすることに困難を感じてしまいます。

ちょっとしたことで急に怒り出したり、泣き出したりするなど、感情の起伏が激しいことがあります。

しかし、幼少期の子どもの場合は、注意欠陥障害 (ADD) を抱えていなくても、感情の表現が活発であるケースもあるため、判断が難しいのが現状です。

注意欠陥障害 (ADD) の症状を抑える治療法

本項目では、注意欠陥障害 (ADD) の症状を抑えるための治療法についてご紹介します。

結論から述べると、注意欠陥障害 (ADD) の症状を完全に治すための治療法は解明されていないのが現状です。

とは言え、注意欠陥障害 (ADD) をはじめとする発達障害に関連する症状は、どれも脳の成長過程における問題が原因とされているため、発達の妨げとなっている要因に対してアプローチを行うことで、症状自体を間接的に緩和させることが可能です。

このような、成長過程における脳の発達を緩和させる具体的なアプローチには「ブレインバランスセラピー」や「カイロプラクティック療法」などが挙げられます。

これらのアプローチについては、それぞれ別の記事で詳しく解説しているので、ぜひそちらもご覧ください!

また、注意欠陥障害 (ADD) をはじめとする発達障害を抱える子どもにとって、最も重要なのは心理的に安心できる環境です。

特に発達障害を抱える幼少期の子どもの場合、自分が周りと同じように行動することができなかったり、話すことができないといった症状が、大きなストレスとなっている場合があります。

このような、本人にとって原因不明な症状は、日常的にストレスを蓄積させる原因となり、鬱症状や不安感情の増幅などといった二次被害に繋がってしまう可能性があります。

そのような事態を避けるためにも、注意欠陥障害 (ADD) に関連する症状を抱えていると感じた場合は、保護者や周囲の人たちが積極的に本人と向き合う姿勢が重要となります。

注意欠陥障害 (ADD) の症状への向き合い方

最後に、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもとの向き合い方について、理解しておくべき3つのポイントをご紹介します。

  1. 症状や感情を理解すること
  2. 最適な環境と方法を用意すること
  3. 課題やタスクを細分化すること

幼少期の子どもの保護者の方は、ぜひこれらの内容を頭に入れておいてください。

 

① 症状や感情を理解すること

注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもとの向き合い方の1つ目は「症状や感情を理解すること」です。

前述したように、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもは、原因が理解できないまま、不自然な言動を起こしてしまうことがあります。

そのような症状は、本人にとっても直接的なストレスとなる上、友達などからも冷たい目を浴びせられる原因となりかねません。

そのため、保護者の視点から少しでも注意欠陥障害 (ADD) に関連する症状を感じた場合は、子どもとコミュニケーションをとり、症状や感情をしっかりと聞いてあげることが大切です。

 

② 最適な環境と方法を用意すること

2つ目は「最適な環境と方法を用意すること」です。

既にご理解の通り、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの場合、勉強やコミュニケーションに大きな弊害を感じている場合が多いと言えます。

しかし、幼少期の段階における教育は非常に重要であり、少しでもより良い教育環境下で勉強に取り組むことが必要となります。

そのため、子どもの具体的な症状や感情を理解した上で、子どもに合った最適な環境を用意することが求められます。

動きを取り入れた学習や、テクノロジーを活用した学習など、子どもの特性に合わせた方法を試してみるのも良いでしょう。

この点については、実際に幼稚園や小学校の先生と情報を交換し、最適な方法を取り入れることが重要です。

 

③ 課題やタスクを細分化すること

3つ目は「課題やタスクを細分化すること」です。

前述した通り、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもにとって、大きな課題や長時間の集中を要する作業は非常に困難であり、複数の物事を同時に進めることにも抵抗を感じてしまいます。

そのため、学校からの課題や日々やらなければならないことを細分化し、子どもが集中して取り組みやすいよう工夫してあげることが重要です。

また、タイマーを使用して時間管理を視覚化したり、チェックリストを作成して進捗を確認したりすることも効果的と言えるでしょう。

 

注意欠陥障害 (ADD) の症状でお困りの際は、ご相談ください

いかがでしたでしょうか。

今回は、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもの症状というテーマで、主な症状の種類や具体例を通して、注意欠陥障害 (ADD) の特徴をご紹介しました。

既に本記事でもご紹介した通り、注意欠陥障害 (ADD) を抱える子どもにとって最も優先かつ重要なのは、子どもに寄り添い、子どもにとって最適な環境を作ることです。

それに加えて、症状を緩和させるという目的で、ブレインバランスセラピーやカイロプラクティック療法などを受けることも検討してみると良いでしょう。

子どもブレイン バランスセンターでは、注意欠陥障害 (ADD) やその他発達障害に関連する症状を抱える子どもを対象に、症状を緩和させるためのサポートを行っています。

「これまで色々なアプローチを試したけれど、子どもが抱える注意欠陥障害 (ADD) の症状が改善しなかった」

「子どもが注意欠陥障害 (ADD)などの症状を抱えているかもしれない」

このように感じる方は、ぜひお気軽にご相談ください。