【必見!】抗生物質が子どもの自閉症スペクトラムを引き起こす?
元気の抗生物質とはどんな薬?
皆さんになじみの深い薬で、抗生物質がありますよね。
子どもの時に中耳炎・扁桃腺炎・副鼻腔炎になったときや風邪をひいたときに、抗生物質が処方されたことが多くあると思います。
実は抗生物質は、細菌を殺すための薬でウイルスや真菌には効果がありません。
風邪は皆さんも知っての通りコロナウイルスなので、抗生物質では殺すことが出来ませんが、処方された経験があると思います。
医者は、細菌で併発する肺炎を予防するために処方するそうです。
ドクターによると扁桃腺炎も細菌性とウイルス性があり、血液検査をしない限り見た目で判断する事は出来ません。
抗生物質を処方して2,3日で熱が下がれば細菌性と判断して、下がらなければウイルス性と判断しているようです。
抗生物質の副作用のついて
抗生物質は、腸内の善玉菌(細菌)を殺してしまうこともあります。
善玉菌が減少すると免疫力が下がり抗生物質の効かない真菌が増殖してしまいます。
真菌は、いわゆるカビです。
カビは、自分では栄養を作り出せないので、たんぱく質を分解する物質を出しながら腸に届いた食べ物から栄養を吸収して腸の上皮細胞の中に糸を伸ばすように増殖すると、栄養の吸収を妨げたり、ガスを発生させてお腹の張りを作ります。
カビの増殖によって腸壁のバリや機能が落ちて免疫力が下がり、過敏になって腸内環境が悪化します。
腸に炎症を起こして腸の上皮細胞が腫れていったりすると、腸のリークガットという状態を引き起こします。
リークとは英語で『漏れる』、ガットは腸という意味で、腸がいろんなものを漏れる状態になってしまうという状態になります。
本来、上皮細胞の上には腸内細菌叢や腸の粘膜があって、IgA抗体やムチンが化学的に守ってくれたり、細菌的が守ってくれたりしていますが、そのバランスが崩れてしまうと、通してはいけない物まで通すようになってしまうのです。
しかし、異物が侵入するとそれを攻撃してIgG抗体が沢山出来て炎症状態になります。炎症を起こした腸の細胞からは、炎症性サイトカインが分泌され血液中に入り全身に回りいろいろなところで炎症を引き起こします。
この炎症によって体中の粘膜が炎症を起こします。
脳の炎症が子どもの脳の発達を妨げる可能性も
脳に異物が入らないように守っている血液脳関門という粘膜も炎症が起きて透過性が増して脳にダメージを引き起こしてしまいます。
脳は、ウイルスに弱いと言われています。
つまり、子どもの腸にリークガットが起きてしまうとウイルスが脳に侵入してしまい炎症を引き起こして脳の発達を妨げてしまうことが考えられます。
よく見られる症状とは?
カビは、糖質からアルコールを作ります。
お酒を飲んでいないのに飲んでいるような状態を引き起こして、頭を壁にぶつけるような自傷行為をしてみたり、ろれつが回らないようなしゃべり方をしたり、千鳥足のような歩き方になったりすることもあるという報告があります。
またカビは、糖質をとても好みますから体内に吸収されずにカビの栄養になってしまいます。
そのために常に低血糖の状態になるために、甘い物を食べたがります。
低血糖状態では、脳の栄養不足になるために交感神経が働きを高めて副腎からアドレナリンを分泌させようとします。
そのことで動悸や息切れを感じたり、緊張したり、精神的にも不安定になり癇癪を起こしたり、落ち着いていられずに多動になったり、消化器症状を起こしたりします。
副腎か疲弊してアドレナリンの分泌が低下すると急に眠くなったり、やる気が出なかったり、抑うつ的になったり、慢性的な疲労感を引き起こします。
食べても栄養が吸収されないため、身体つきでも体格が小さく、細身の子が多いです。
効果的な対処法
発達の気になるお子さんをお持ちの方々は、オーソモレキュラーなどの栄養療法を取り入れている方が多く、ビタミンやミネラルを積極的に補給させています。
栄養療法は、3か月後に変化が表れてくるとされていますが、それでもなかなか変化が表れない場合は、抗生物質によって腸内で真菌がビタミンやミネラルを栄養として増殖しているかもしれません。
また、内科医の内山葉子先生によりますと、真菌が増殖している腸に対してすぐに抗真菌薬で真菌を死滅させてしまうと、腸内環境が悪いままの状態が残ってしまうため良くないとのことです。
まずは食物の摂り方を変えて、真菌を増やさないようにしてから抗真菌薬で徐々に真菌を減らしていくことが必要とのことです。