注意欠如・多動性障害(ADHD)
2024年03月05日

ASD・ADHDの子は夜尿症になる確率が高い?

子育てにおいて、「母乳を終えるとき」と「おむつを外すとき」は親も子どもも大変なイベントを迎えます。

この記事では「おむつを外すとき」に焦点をあて、発達障害と夜尿の関係性についてご紹介します。

私の子育て時には、すでに紙おむつが出回っていましたので、現在と同じように紙おむつを使っていました。

紙おむつは、親にとっては昔のように布おむつを洗濯しないで済む手軽さがあります。

赤ちゃんは、おしっこをしても高分子ポリマーが吸収してくれるので、肌に当たる布がサラサラで不快を感じることなく、皮膚もかぶれることを防げます。

最近は性能や使いやすさが向上し、取り換える回数も減っているようです。

 

トイレトレーニングの時期

トイレトレーニングの開始時期は、子どもの発達程度によって異なります。

多いのが2歳ごろからといわれますが、3歳後半からという子供もいるようで様々です。

ある調査では過去数十年でだんだんとおむつを外す時期は遅くなってきているというデータもあるようです。

現在では、2~3歳ごろにトイレトレーニングを始め、“おむつ卒業”まで数カ月かかるのが一般的なようです。

また、保育園へ通っている場合は、園の方針によって様々なようです。

おむつは無理やりとるのではなく自然に取れるという考えが広まり、おむつを外す時期が遅くなっているようです。

 

尿を溜めて出すメカニズムを知ろう!

誕生して間もない赤ちゃんは、尿をためておく膀胱が小さく1日に10~20回もおしっこをします。

これは、少したまると反射的に出てしまうためです。

1歳を過ぎたあたりから、おしっこがたまった感覚が分かり始め、2~3歳ごろにまとめて出せるようになってきます。

3歳を過ぎたころになると膀胱に多くのおしっこが溜まるようになり、前頭葉は「まだ尿を出さないで・・」という指令を、脳幹の橋(きょう)という部位にある第1の排尿の中枢に伝えます。

すると、橋排尿中枢は排尿のスイッチをきります。

しかし、前頭葉の発育が未熟な時期は、尿意を感じると反射的に膀胱が縮んで、勝手におしっこが出てしまうこともあり、多くの子供はまだおむつが必要なようです。

膀胱におしっこが充満すると、「おしっこがいっぱい」という情報が、膀胱から脳に伝わり、今度は前頭葉が「尿を出して・・・」という指令を第1の排尿中枢に伝えます。

すると、排尿のスイッチを入れます。

この指令は、脊髄の仙髄にある第2の排尿中枢に伝わり、尿道を締めている筋肉が弛み、おしっこが出ます。

前頭葉と排尿中枢の橋の発達によって昼間は問題なく過ごせるようになった後でも、おねしょをしてしまう場合があります。

これは、寝ている間につくられるおしっこの量が、膀胱にためられる量より多くなってしまうためです。

やがて成長とともに膀胱の容量が大きくなり、夜中の脱水を防ぐために抗利尿ホルモンの分泌が増えて夜間につくられるおしっこの量も減り、朝までおしっこをためることが出来るようになります。

たとえ寝る前に水分を摂り過ぎたとしても尿意で目を覚ましてトイレに行けるようになります。

 

ASD・ADHDの場合はどうなる?

ASD・ADHDでは、脳機能の未熟さから夜尿になることが多いです。

しかし来院する発達障害の子ども達の中で、小学生になっても夜尿が続いている場合があります。

さらには高学年になっても続いていることも珍しくありませ・

発達障害の子ども達は、脳幹の働きが弱く神経系のやり取りが十分にできていないことが多くあるためです。

 

夜尿を防ぐための対処方法とは?

結論、夜尿を防ぐための対処方法は、カイロプラクティックによるアプローチが有効です。

カイロプラクティック機能神経学は、身体のバランスを整え、脳の健康を促進することを目的としていて、発達障害を持つ個人の日常生活の質を向上させるための重要な手段です。

このアプローチは、身体と脳の相互作用に注目し、発達障害や境界知能における症状の緩和に効果を示すことがあります。

カイロプラクティックは、神経系の機能改善に寄与し、注意力、行動の問題を軽減する可能性があります。

ASD・ADHDかなと思ったら、専門家による評価と診断を受けることも行ってください。

 

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