発達障害
2024年05月22日

【ブレインバランスセラピーとは?】発達障害への効果や仕組みについて徹底解説!

ブレインバランスってなんだろう?

ブレインバランスセラピーと発達障害の関係性について理解したい

発達障害を抱える子供を持つ保護者の方の中には、このような疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

右脳と左脳の調和を促すブレインバランスセラピーは、発達障害などの子どもが抱える症状に効果的なアプローチとして注目されています。

そこで今回は、ブレインバランスについて、具体的な仕組みや発達障害との関係性などをご紹介します。

また、子どもブレイン バランスセンターでは、発達障害を抱える子どもを対象に、ブレインバランスセラピーを用いた治療を提供しています。

他の治療法を試したけど いまいち効果が感じられない、薬を使わずに発達障害へのアプローチを考えたいという保護者の方は、ぜひ一度ご相談ください!

ブレインバランス (脳バランス) とは?

まずはじめに、ブレインバランスについてご紹介します。

ブレインバランスとは、その名の通り脳の各部位のバランスを示す言葉です。

人間の脳は細かくいくつかの部分に分けることができますが、その大枠として右脳左脳に大別することができます。

四肢の動きや会話、思考など、人間の全ての行動に関係している脳は、各部位の調和が取れてはじめて正常に働きます。

ブレインバランスを維持するためには、適度な運動や健康的な食事、十分な睡眠、ストレス管理などが重要です。

また、新しいことを学習したり、脳を刺激する活動を行ったりすることも、ブレインバランスの維持や改善に役立ちます。

ブレインバランスと発達障害について

本項目では、ブレインバランスと発達障害について説明します。

前提として、自閉症や学習障害などの発達障害は、脳の発達に問題が生じることで起こるとされています。

脳の発達過程は非常に複雑であり、脊髄から徐々に発達が促され、体の感覚や動きに影響する右脳が先に発達し、その後会話や読み書きに影響する左脳が発達します。

とは言え、右脳と左脳は互いに影響し合いながら子どもの成長に伴って発達し、バランスを保ちながら少しずつ発達していきます。

(※ 話すよりも先にハイハイや寝返りができるようになるのは、右脳の方が先に発達するためです。)

これらの発達は、幼少期の運動や他者とのコミュニケーションをはじめ、様々な刺激によって養われていきます。

しかし、一部の子どもの中では、ストレスや自律神経の乱れによって右脳と左脳の発達が阻害されてしまい、脳が正常に成長しないという事態が起こってしまいます。

これが発達障害の症状となって表れるのです。

(※ 発達障害の原因や症状は1つではなく、人によって複数の異なる要因が重なり合って起こるものでもあります。)

脳の発達に必要な要素について

本項目では、脳の発達において不可欠な要素について、以下の3つをご紹介します。

脳の仕組みやブレインバランスセラピーとは少し内容が逸れますが、子どもの脳の発達に重要な要素として頭に入れておいてください。

  1. 栄養
  2. 酸素
  3. 刺激

まず酸素についてですが、一般的な環境であれば不足したり吸収不足となることはありません。

しかし、食事などから取り入れる「栄養」や、親や周囲の環境から得ることができる「刺激」については、子どもが育つ環境によって個人差があるでしょう。

栄養と聞くと、単に食事のバランスや量を考えてしまいがちですが、腸内環境にも目を向けることが重要です。

腸内環境は、食事からの栄養のみならず、抗生物質の投与や日常生活によるストレス、運動不足などによってもマイナスの影響を受けます。

また、刺激の種類も環境によって様々であり、親や学校の先生から与えられる教育的な刺激にとどまらず、遊びや友達との関わりの中で養われる感情的な刺激も含まれます。

これらの要素は、特に発達障害を抱える子どもにとって重要な要素なので、幼少期の子どもを抱える保護者の方は特に意識してみてください。

ブレインバランスセラピーとは?

次に、ブレインバランスセラピーについてご紹介します。

一般的には、脳のバランスを整える治療法という意味を持つブレインバランスセラピーですが、本項目では「子どもブレイン バランスセンターで実践しているブレインバランスセラピー」に焦点を当ててご説明します。

子どもブレイン バランスセンターで実践しているブレインバランスセラピーでは、主に副交感神経と呼ばれる神経系へのアプローチを通じて自律神経を整えることで、脳の発達を阻害している原因を取り除く施術を行います。

(※ 自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスによって成り立っており、発達障害の症状を抱える子どもの場合 交感神経が過度に亢進してしまうことで自律神経が乱れているケースが多い。)

先ほどもご紹介した通り、幼少期の子どもは日常的に新しいものに触れているため、常に様々な刺激やストレスを感じています。

幼少期に受ける刺激やストレスは、脳の発達に欠かせない一方で、あまりにも大きなストレスを感じ過ぎてしまうと自律神経系が乱れ、脳の発達の妨げの原因となってしまいます。

右脳と左脳の発達が阻害されてしまうと、それぞれの脳の発達順序が不適切となったり、年齢相応の知能が得られないことに繋がってしまいます。

そこでブレインバランスセラピーでは、神経系への刺激を通して副交感神経を刺激し、自律神経のバランスを整えることで発達の妨げとなっている原因を除去し、発達障害の症状を緩和させます。

具体的には、脳神経の近くに位置し、密接な関係を持つ三叉神経に働きかけます。

三叉神経は、顔の皮膚の表面の感覚の神経を指す言葉で、これらの神経に適切な刺激を与えることで子どもの抱える症状を緩和させることができるのです。

ブレインバランスセラピーの手順

本項目では、ブレインバランスセラピーの手順についてご紹介します。

先ほどもご紹介した通り、副交感神経への刺激はあくまで発達障害への対処法の1つであり、他にも適切なアプローチは存在します。

また、自律神経の乱れによって阻害される脳の発達も1つの例であり、それが発達障害の原因の全てではありません。

とはいえ、自律神経と副交感神経のバランスを整えることは神経系を改善することに繋がるため、発達障害に良い影響を与える可能性は大いにあります。

ブレインバランスセラピーの具体的な手順は、以下の通りです。

  1. 問診や筋肉の反応を診て、発達の妨げとなっている要因の詳細を調べる
  2. 簡単な運動を通して脳の状態や反応を調べる
  3. 三叉神経への刺激を通して副交感神経を刺激する

三叉神経への刺激は、極端な痛みや熱さを感じる刺激を避け、心地よい感覚を覚える手法で与えられます。

より具体的な手順について知りたい場合は、ぜひ子どもブレイン バランスセンターへご相談ください。

発達障害と治療における考え方

最後に、発達障害と治療における考え方についてご紹介します。

ここまで、ブレインバランスセラピーと発達障害の関連性や治療の仕組みについてご紹介してきました。

しかし、前述したように、発達障害は特徴や症状にも種類があり、それぞれ根本的な原因や細かい仕組みが解明されていないのが現状です。

今回ご紹介したようなストレスや遺伝などの原因は、あくまで数ある中の1つであり、子どもが抱える発達障害の全てのケースに当てはまる訳ではありません。

また、発達障害を抱える子どもにとって一番の治療は、親や周囲の人が提供する環境です。

家庭や学校、その他子どもが生活するあらゆる環境において、発達障害と向き合い、子どもがストレスを抱えないような状態を意識することが最も重要です。

まずは子どもの症状や特徴としっかりと向き合い、安心できる環境を提供することを第一と考えることを忘れないでください。

発達障害に関するご相談は、子どもブレイン バランスセラピーへ

いかがでしたでしょうか。

今回は、ブレインバランスセラピーについて、発達障害との関連性に焦点を当ててご紹介しました。

ブレインバランスセラピーは、発達障害などの脳を原因とする症状を緩和させる施術法として、日本以外の国でも広く注目されているアプローチです。

  • 今まで発達障害への治療を試みたが、どれも期待通りの効果がなかった
  • 薬を使用せずに、発達障害と向き合いたい
  • ブレインバランスセラピーを通して、発達障害の症状の緩和を試みたい

このように考えている方、あるいは保護者の方は、ぜひ一度子どもブレイン バランスセラピーにご相談ください!