発達障害
2024年04月10日

【薬を使わない】発達障害の治し方や適切な対処法についてプロが徹底解説!

子どもが持つ発達障害を、薬を使わずに治したい

発達障害を薬を使わずに治療する方法について知りたい

発達障害を抱える子どもの保護者の方、あるいは周囲の方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

発達障害とは、子どもの発達に関する複数の種類の症状を総称した名称です。

軽度のものも含めると、小中学生の5%〜10%程度の生徒が発達障害を抱えていると言われています。

今回は、そんな子どもが抱える発達障害について、薬を使わない治療法というテーマで、具体的な方法や考え方、症状を抱える子どもとの向き合い方についてご紹介します。

また、子どもブレイン バランスセンターでは、発達障害を持つ子どもへのサポートを行っており、カイロプラクティック療法を用いた治療も提供しています。

子どもが抱える発達障害の症状や治し方に関するお悩みを抱えている場合は、ぜひお気軽にご相談ください!

発達障害の原因と仕組み

まずはじめに、発達障害の原因と仕組みについてご紹介します。

発達障害は、脳の発達を促す機能に問題が生じることで、スムーズな発達が妨げられているという状態を指します。

そんな発達障害は、20人に1人程度の割合の子どもが抱えている症状です。

しかし、現代でも発達障害の具体的な原因は解明されていません。

そのため、幼少期のうちから対策や予防をすることはできず、一定の確率で発症するものとされています。

発達障害の薬を使った治療について

本項目では、発達障害の薬を使った治療についてご説明します。

発達障害の薬と聞くと、「障害や症状そのものが治るような薬」というイメージを持ちがちですが、実際にはそうではありません。

発達障害には、ADHDや学習障害、自閉症スペクトラム障害などが含まれ、時にそれらに関連する二次障害などの症状を指す言葉としても使われます。

発達障害における薬とは、これらの障害によってもたらされる症状を一時的に緩和するために服用するものを指すことが多く、治療薬ではありません。

そのため、発達障害の治療薬、あるいは半永久的に症状を緩和させる薬として認識しているのは、間違いです。

発達障害の薬を使った治療については、まずこの点を頭に入れておくことが重要です。

 

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発達障害の薬を使わない治療法

では、発達障害の症状を治療する方法が無いのかというと、そういう訳ではありません。

発達障害は、直接的な治療を促す薬が存在しない一方で、その他の方法で症状を緩和させることは可能です。

本項目では、発達障害の薬を使わない治療法について、以下の2つをご紹介します。

    1. 心理療法
    2. カイロプラクティック療法

心理療法

発達障害の薬を使わない治療法の1つ目は「心理療法」です。

心理療法とは、個々の症状や特性に合わせたアプローチを取り入れることで、能力や生活の質の向上を目指すものです。

前述したように、発達障害の症状はいくつかの種類に分けることができます。

算数などの数字を扱う作業に苦手意識を持つような症状もあれば、集中力や自己制御に苦しむ症状もあります。

子どもが持つこれらの症状を正確に理解し、性格や環境を最大限考慮した上で最適なサポートを提供することが心理療法の最大の特徴です。

子どもに過ごしやすい環境を与えるという意味でも、心理療法は薬を使う処置よりも圧倒的に効果的と言えるでしょう。

心理療法では、発達障害を抱える子どもとの向き合い方が非常に重要となるので、それについては後ほど改めてご紹介します。 

カイロプラクティック療法

2つ目は「カイロプラクティック療法」です。

カイロプラクティック療法とは、体の中でも特に背骨や関節の機能障害を改善することで、体全体の健康を促進させ、発達障害の症状を緩和させる方法です。

発達障害は、神経系機能の過剰な反応や発達の異常による影響を受けていることが主な原因の1つとされています。

カイロプラクティック療法では、脊椎の調整を通じて神経系の機能を改善することができるため、発達障害の症状に間接的に良い影響を与えることができるのです。

また、カイロプラクティック療法はすでにアメリカやカナダなどの地域で幅広い認知を得ており、運動機能の向上やストレス軽減といった身体機能全般に良い影響を与える療法としても注目されています。

子どもブレイン バランスセンターでも、カイロプラクティック療法による症状の緩和が確認できています。

心理療法と並んで、カイロプラクティック療法も症状を緩和させる有効な治療法と言えるでしょう。

発達障害を持つこどもへの向き合い方

最後に、発達障害を持つこどもへの向き合い方についてご紹介します。

前述したように、発達障害の症状は子どもや状況によって様々であり、すぐに効果が出るような特別な薬もありません。

そのため、子どもが抱える症状やストレスを緩和させるためには、まずは周囲の環境が重要となります。

本項目では、発達障害を抱える子どもへの向き合い方を考える際に意識すべきポイントについて、以下の4つをご紹介します。

      1. 症状や状況を理解すること
      2. 安心できる環境を作ること
      3. できることを見つけること
      4. 適切な教育 / 学習法を模索すること 

症状や状況を理解すること

1つ目は「症状や状況を理解すること」です。

発達障害を抱える子どもにとって、症状を理解してもらえない、自分でもどのように行動すれば良いか分からない、といった感情は大きなストレスとなります。

症状によるストレスは、鬱や不安を招く原因にもなり得るので、周囲のサポートによって可能な限り取り除かなければなりません。

まずは保護者が症状や状況をしっかりと理解し、子どもにあったサポートを考えることが大切です。 

安心できる環境を作ること

2つ目は「安心できる環境を作ること」です。

発達障害を抱える子どもは、大きなストレスを抱えていると同時に、とてつもない不安を抱えていることも多いと言えます。

周りと異なる症状を感じている不安、思うように勉強や作業が進まないという不安など、原因は様々です。

そんな中、不安な感情を取り除くためには保護者や周囲の人による環境作りが大切であり、子どもに寄り添う心を意識する必要があります。

常に味方であるということをしっかりと伝え、発達障害を抱えながらも、安心して学習/成長できる環境を用意することが重要です。 

できることを見つけること

3つ目は「できることを見つけること」です。

発達障害には様々な症状があるため、個人が得意とすること、不得意とすることが大きく分かれます。

そんな中、周囲の人が当たり前にできるようなことでも、発達障害によって難しいと感じてしまうことも多々あり、それらは子どもにとって不安の種となります。

しかし、ここで重要なのは、出来ないことや苦手と感じることを無理やり克服させることではありません。

大切なのは、苦手と感じる作業をしっかりと理解し、できることを見つけることに注力することです。

子どもが得意と感じ、自信を持って取り組むことができる分野を見つけることができれば、ストレスや不安も取り除くことができるでしょう。 

適切な教育 / 学習法を模索すること

4つ目は「適切な教育 / 学習法を模索すること」です。

発達障害を抱えているとは言え、幼少期の学習期間は子どもにとって大切な時間であることに変わりはありません。

特定の作業や分野に苦手意識を持っていたとしても、学習や学ぶ姿勢はできるだけ維持させることが大切です。

保護者や教育者の方は、子どもの症状や考え方、苦手意識を理解した上で、最適な学習環境や教育方法を模索することが大切と言えるでしょう。

発達障害のご相談は、子どもブレインバランスセンターへ

いかがでしたでしょうか。

今回は、子どもが抱える発達障害について、薬を使わない治療法や保護者の向き合い方を交えてご紹介しました。

発達障害を抱える子どもへの最適なサポートは、薬を使って一時的な症状緩和を行うことではなく、心理療法やカイロプラクティック療法を通して少しずつ症状の改善を促すと同時に、安心して成長できる適切な環境を用意することです。

まずは子どもが抱えている感情や気持ちをしっかりと理解し、味方として向き合うことが大切です。

また、子どもブレイン バランスセンターでは、カイロプラクティック療法における豊富な経験と深い知見を持つ院長が、発達障害の症状に対する適切なサポートを行っています。

子どもが抱える発達障害に関するお悩み、適切な治療についての相談をご希望の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください!